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日本IBM、CPU間のデータ転送を高速に行えるラック型x86サーバー新モデル


 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は4月8日、ラック型x86サーバーのハイエンドモデル「IBM System x3755」のラインアップに、「IBM System x3755 Model DBJ 2.7GHz」を追加すると発表した。3基のOpteronと、その性能を最大限に引き出す拡張カード「CPUパススルー・カード」を搭載し、4Wayサーバーに匹敵する性能を実現した点が特徴という。価格は136万5000円から。

 IBM System x3755 Model DBJ 2.7GHzは、クアッドコアOpteron 8384(2.7GHz)を3基搭載する4Uラック型サーバー。CPUパススルー・カードによって、3基のCPUすべてがお互いに接続できるようになっているため、CPU間のデータ転送を高速に行える特徴を持つ。日本IBMによれば、「SPEC JBB2005」ベンチマークでは、4基のCPUを搭載した他社製サーバーと比べ、27.7%高いパフォーマンスを発揮したとのこと。また、Javaアプリケーションにおいては4CPU構成のSystem x3755と同等の性能を発揮しながら、約3割価格を抑えられる。

 さらにIBM System x3755では、これまでのメインフレーム開発で培ったメモリ設計技術「Xcelerated Memory Technology」を搭載。メモリが増設されても、メモリとCPU間の高い転送スピードを維持でき、最大容量の128GBを搭載した場合でも、677MHzの業界最速を保持可能としている。



URL
  日本アイ・ビー・エム株式会社
  http://www.ibm.com/jp/
  プレスリリース
  http://www-06.ibm.com/jp/press/2009/04/0801.html


( 石井 一志 )
2009/04/08 11:23

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